2025/10/06

メルマガ 2025年10月号

今月もメルマガ10月号をお届けいたします。
実りの秋、食欲の秋、そして思索の秋──皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
里山では栗や柿が色づき、街中でも秋刀魚やきのこ、さつまいもなど、旬の味覚が店頭を賑わせております。
秋の食材は、夏の疲れを癒し、冬に向けた体づくりにも最適です。
たとえば栗には、抗酸化作用のあるポリフェノール「タンニン」が豊富に含まれており、渋皮煮などにすることで栄養をまるごと摂取できます。

農林水産省「栗の魅力を探ってみよう」

秋刀魚は言わずと知れた秋の風物詩。EPAやDHAなどの良質な脂肪酸が豊富で、脳の働きや血流改善にも効果があるとされております。
近年は漁獲量の減少により高級魚化しつつありますが、旬の味わいは格別です。

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おいしいものをしっかり食べて、心身を整え、仕事もプライベートも実りある成果をもたらしてまいりましょう。
今月のメルマガは、以下の3記事をお届けいたします。

いよいよWindows 10終了、今すぐ取るべきセキュリティ対策とは

Windows 10終了に関するイメージ

2025年10月14日、MicrosoftによるWindows 10の延長サポートが終了いたします。
これは、セキュリティ更新が完全に停止し、脆弱性が放置されることを意味します。企業・個人を問わず、情報漏洩や業務停止のリスクが高まる重大な転換点です。

放置するとどうなる?過去の事例から学ぶ

Windows 7終了後の被害事例(2020年)
更新を怠った中小企業がランサムウェアに感染。社内データが暗号化され、復旧に約300万円の損害。

医療機関での情報漏洩
サポート切れOSを使用し続けた病院で、患者情報が外部に流出。行政指導と信頼失墜を招いた。

業務停止と契約解除
取引先から「セキュリティ基準未達」と判断され、契約打ち切りに至った事例もございます。

一般的な対策として、以下の方法が挙げられます。

対策内容メリット
① Windows 11へのアップグレード 対応機種であれば無料で移行可能。Microsoft公式ツールで互換性を確認。 データ引継ぎが可能。最新のセキュリティを維持。
② 新しいPCへの買い替え Windows 11搭載モデルを選定。業務用には法人向けモデルが安心。 処理速度・省電力性・信頼性が向上。
③ 有償延長サポート(ESU)契約 Microsoftが法人向けに提供。最大3年間の更新延長。 移行準備期間を確保できる。ただし個人利用は不可。

まずは、なにをどうすればよいでしょう?

社内のPC台数・用途を棚卸し
どのPCが業務に直結しているかを把握し、優先順位をつけましょう。

顧客情報・機密データの扱いを再確認
セキュリティ事故は信頼の喪失に直結。“守るべきもの”を明確に。

IT担当者との連携強化
Copilotなどを活用し、移行計画の資料作成や社内説明にも役立てましょう。

まとめ:放置は“リスクの温床”
「まだ使えるから」「面倒だから」と放置することが、最大のリスクです。基本的ではありますが、PC環境を見直すことが、未来の安心につながります。

IPA(情報処理推進機構)も注意喚起を促しております。
IPA:Windows 10 のサポート終了に伴う注意喚起

パソコンやIT環境に関するご相談は、どうぞお気軽に担当までお問い合わせください。

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身近になった生成AI、得意と不得意を知って賢く使うには

生成AIに関するイメージ

「最近よく聞くAIってどうなの?」「AIに仕事をまかせる時代が、もう来てるの?」
そんな声が、日常の会話の端々に聞こえてくるようになりました。

さて改めまして、「生成AIとは何か」「どこまで頼れるのか」を考えてみましょう。
Windowsに標準搭載されたCopilotをはじめとする生成AIは、まるで賢い相棒や執事のように振る舞います。
しかし、得意なこともあれば不得意なことも当然ございます。それを理解したうえで、うまく使いこなすことで、一歩二歩先へと進むことができます。

今回は、Copilotの得意・不得意をわかりやすく整理し、「どこで頼り、どこで人が補うべきか」を明快にお伝えいたします。

得意な例として、以下のような指示をしてみます。
「自社製品を、親しみやすく、でも信頼感のある文面で顧客に案内したい。件名と本文を提案してほしい」
すると、Copilotなどの生成AIは以下のような案を提示します。

件名案:「もっと使いやすく、もっと便利に。新製品のお知らせ」
本文案(抜粋):
平素より格別のご高配を賜り、誠にありがとうございます。
このたび弊社製品を全面リニューアルいたしました。
より使いやすく、より親しみやすく、そして皆様の業務の支えとなるように、設計を一新しております。
ぜひ一度ご覧いただき、ご意見などお寄せいただければ幸いです。

◎ 得意なところ

  • トーン調整:堅すぎず、くだけすぎず、ちょうどよいバランス
  • 件名・本文の複数案提示が可能で、選択肢が広がる
  • 時間短縮:数秒で下書きが完成

▲ 不得意なところ

  • 顧客ごとの“関係性”や“過去のやりとり”には配慮できない
  • 業界特有の言い回しや慣習は、手動での調整が必要
  • 最終的な“言葉の温度感”は、人の判断が不可欠

わかりやすく一覧にしてみましょう。

領域得意/不得意説明・補足
文章のリライト・要約 ◎ 得意 文脈を読み取り、目的に応じた調整が可能。敬語・カジュアルの切り替えも自在。
アイデア出し・構成案提示 ◎ 得意 ゼロから考えるより速く、広く。企画の骨子やキャッチコピーの提案に有効。
コード生成・修正 ◎ 得意 VBA・AppleScript・HTMLなどの雛形を即座に提示。
文体の多様化 ◎ 得意 同じ内容でも複数の文体で表現可能。用途に応じた調整がしやすい。
文脈理解と対話 ◎ 得意 過去のやりとりを踏まえた提案が可能。検索エンジンとの違いが際立つ。
最新情報・数値の正確性 △ 不得意 法改正・価格・統計などは検索結果に頼るべし。生成AI単体では不確か。
専門的判断・法的助言 △ 不得意 医療・法律・財務などは専門家の確認が不可欠。AIは参考止まり。
図解・レイアウト精密性 △ 不得意 図表やレイアウトは人の手による調整が必要。Illustrator等との併用が望ましい。
感情・ニュアンスの微調整 △ 不得意 “相手の気持ちを察する”ような繊細な表現は、まだ人の感性に軍配。
文脈の飛躍・誤解 △ 不得意 長い対話や複雑な指示では、意図を取り違えることも。確認と修正が肝要。

ちなみに、Copilotに「…をお願いしまヘビ」と入力すると、ヘビの絵文字で応答してくれることがあります(謎)。
Google社のAI「Gemini」は、AIの不得意分野について「感情や倫理に関わる判断、創造性、そして現実世界での複雑な問題への対処」と説明しています。
AIは学習したデータに基づいて処理を行うため、データにない状況や人間の主観的な要素が絡む分野は不得意です。

データの質と量に依存すること、そして合理的な判断ができても、正解のない問題においては道徳観や価値観が伴うため、それに基づく判断はできません。
それを理解したうえで、AIが得意とする分野には的確な指示を、人が補うべき領域には慎重な判断を──それが、生成AIを賢く使いこなす鍵となります。

 

ここが更新できたらなぁ…それ、WUPならできますよ。

WUPに関するイメージ

ホームページの運用は、公開後も必要に応じて更新を重ねていくことが重要です。
アテンドでは、独自開発のプログラム WUP(ウェブアップデートプログラム) をご提供しております。
新規制作時やリニューアル時はもちろん、運用開始後でも更新が必要な箇所に 自在に組み込む ことが可能です。

新着情報だけでなく、求人情報や事例紹介など、タイムリーな更新が求められる箇所にWUPを導入することで、非常に簡単な操作即時に情報発信 が可能となります。
その操作性は、WordPressなどの一般的なCMSと比較しても格段に優れており、直感的に扱えるため、特別な知識や操作習得は不要です。

さらにWUPは、ホームページ制作時だけでなく、公開後でも必要な箇所に追加導入が可能です。
自社開発によるシンプルかつ堅牢なプログラムは、地道なバージョンアップを重ね、さまざまな業種・事例に対応してまいりました。

例えば、以下のような更新業務に活用されています。

 

  • 定期的に発信・更新するPDF資料
  • 申請書面や指定請求書などの配布資料
  • 建設業の許可番号
  • ISOの更新
  • 料金表

 

もちろん、こんなことも可能です。

  • 指定年月日で公開、または非表示
  • 指定したページをフルエディットでHTML操作

 

さらに、WUP以外でも対応可能な仕組みとして

  • 創立年数や社長様の年齢を自動算出
  • 選択項目に応じて次項が変化する問い合わせフォーム

 

このように、自社で制作・開発しているからこそ、柔軟な対応が可能です。
現状のアクセス状況や導線、滞在時間などを分析し、より効果的な修正・更新を行うことで、成果の最大化を図ることもできます。

PDCAを繰り返しながら、ホームページの価値を高めていく──それが、アテンドのWUPによる運用支援です。
まずはお気軽に、担当までご相談ください。

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